これらはアンティークジュエリーがフェイクか本物かのもっとも重要なポイントです。
1、デザイン
2,作り
3,素材
4,石
5,ホールマーク
6,摩耗の仕方
このポイントは言葉で説明をするのはとても難しいです。質の良い経験と知識だけが真贋の見極めを可能にします。参考画像としてフェイクアンティークジュエリーを作っている工房のカタログかサイトを探しましたが、インターネット上で見付けることはできませんでした、フェイクの工房は高解像度の写真を掲載したり、カタログを作ったりはしたがらないからです。
それほど鮮明な写真ではありませんが、アールデコのオニキスのリングを例に真贋を説明させて頂きたいと思います。
1, まずは簡単な例から、、
上段はフェイクです。デザインも悪いですし、ミルグレーションはモダン、セッティングもぼってりと重くもたついていてモダンです。素材はプラチナではなくホワイトゴールド、石はモダンのカッティング、摩耗の後は見られません、写真には写っていませんがホールマークはありません。
下段は本物です、デザインも良く、セッティングも古く、素材はプラチナ、ダイヤモンドも古いカット、摩耗の跡も見られ、写真には写っていませんがホールマークがあります。
2,より難しい例です。
左はフェイクです。デザインが固く、セッティングもモダン、ダイヤモンドはオールドカットですが、ダイヤのカットが古いからといって本物の証にはなりません、素材はプラチナではなくホワイトゴールド、ベゼル裏の写真を次に掲載しますが、ベゼル裏の作りも悪く、摩耗の跡もありません、写真には写っていませんがホールマークはありません。
右は本物です、デザインも良く、古いセッティングです、ベゼル裏の作りも良いです、素材はプラチナ、ダイヤモンドも古いカット、摩耗の跡も見られます、本物ですがホールマークはありません。
そして、これらリングの裏面も確認して下さい。左がフェイクで右が本物です。裏を見ると分かりやすいと思います。
他の二つの本物のアールデコリングのベゼル裏も掲載しておきますね。よく確認してみてくださいね。
3、では次のリングはどうでしょう?
このリングがフェイクなのは簡単にわかります、デザインも悪く、ミルグレーションもモダン、素材は一部プラチナですが、ロジウムメッキです、摩耗の跡はありません。
4,見分けが難しい例です。
このリングはフェイクですが、見分けるのは難しいと思います。ミルグレーションはそれほど悪くありません、素材はプラチナ、ダイヤモンドはオールドカットですが、センターストーンのセッティングはモダンです、デザインが固すぎるのと、摩耗のあとがありません。そしてこのフェイクアールデコジュエリーを作っている工房もわかっています。
5,悪いポイントが混ざっているけれども本物のリングの場合
このリングにはいくつかの悪い点があります。ミルグレーションが無く、ホワイトゴールドが使われています(セッティングはプラチナです)しかし、この指輪は本物です。デザインが優れていますし、作りも古い作りです、ダイヤモンドも古いカットで、摩耗の跡もあります。そして写真には写っていませんがフランスのホールマークがあります。
6,本物のアールデコのリング達。
これらの3つのリングは100%本物です。バゲットカットダイヤモンドとハイクオリティのカリブレカットのオニキスはフェイクではまず見る事はないでしょう。
7,本物の素晴らしいアールデコのリングの例。
そして、次のリングは文句のつけようがない素晴らしいアールデコの本物のリングです。各ポイントをチェックしてみて下さい
デザインは本当に素晴らしいですし、作りも完璧にアンティークです、裏の作りのオープンワークも美しいですし、石のカットも古いカットです、素材はプラチナでホールマークもきちんと打たれているのが分かります。疑うべきところは見あたりません。
8,それでは次のリングを見てどう感じますか?
この写真をよく見て、今までに説明した事を思い出して感じながら、良いポイント、悪いポイントを確認してみて下さい。
アールデコジュエリーの中にも偽物と本物があると言う事を感じながら、視野を広げるような感覚で考えて見て下さいね。
このリングが本物かフェイクかを知りたい方はお気軽にご連絡下さい。
ホールマークの有無は、経験がなくても分かりやすいチェックポイントだと思います。ホールマークについてのレッスンも掲載していますので是非読んで下さいね。
アンティークレッスンNo7 〜ホールマークの大切さ 金の品質 年代 産地〜
Parisのアンティークディーラー 仙波亜希子 Akiko semba
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仏電話番号 0033(0)9 53 53 51 47
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最近というわけでもありませんが、パリでもアンティークジュエリーショップがどんどん無くなってきています。
ギャラリーへ行く途中にいくつかお店があるのでいつも覗いていくのですが、先日も写真の通りにあったアンティークジュエリーショップが一つ無くなって新しいお店になっていました。数年前とは状況が変わってきているのは分かっていましたが、さらに移り変わりが早くなってきた気がします。
ギャラリーの改装工事はいよいよクライマックスを迎えてきていて、先日は壁に大きな鏡がはめ込まれました。壁に鏡をはめるとスペースが広く見えるからいいですね。家具を置くとまた違った印象になると思うので完成が楽しみです。
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先日、長年(約8年?)使っていたMacがついに壊れました。買い換えを考えていた矢先でしたから、やはり限界だったのね、、という思いです。本当にこのMacと一緒にどこへでも沢山の国に行ったし、多くの思い出が詰まったノートパソコンだったので寂しいですが、長い間お疲れ様という気持ちで新しいMacを購入し、壊れたMacにはお休みしてもらう事にしました。
改めて使っていたMacを見ると、あちこちボロボロです。文字はかすれて読めないし、数字のゼロのボタンが取れています。これは金額を沢山打ち込んだせいだと思います(ーー;)
日本に比べていわゆるサービスがあまり良くないフランスですが、ルーブル美術館内にあるアップルストアでは待たされることなく、スムーズで丁寧親切な対応であっという間にPC購入とデータ移行のサービスを受けることが出来てホッと一安心です。
新しいMacをいざ使い初めてみると、日本語キーボードと仏語キーボードの使い勝手の差に悪戦苦闘しました。
まず、マ行が打てない事に気が付き、何がマ行になるのかと探していたら、なんと?マークがマ行に変身する事を発見!他には「」()なども打てずに最初は仏語キーボードのMacを購入した事を後悔したり。。
ですが、数時間後には仏語キーボードにもなれ、何事もなかったように日本語キーボードと同じくらいの早さで打てるようにました。そんなわけでPCのトラブルで品物を掲載できずにいましたが、また素晴らしい品物をどんどん掲載していきますのでどうぞ宜しくお願いいたします(^-^)指に嵌めている指輪もそのうちの一つです☆
ギャラリーの地下の改装工事は予想以上に着々と早く進み、来月初め頃には問題無く終わりそうです。
その後はヴィンテージの家具を置く予定です、あとは本棚を整理したり、撮影スペースをきちんと確保したりしなければいけませんが、もうすぐで新しい仕事場が出来るのが楽しみですね。これまで以上にいろいろな情報を発信できると思っています。
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パリは朝から大雨と雷でした。
郵便局へ行くために外へ出るとあちこちに小さなセーヌ川が出来ていました。
郵便局へ行く途中にアールデコのモニュメントが飾られている公園、アールデコ公園(勝手に名前を付けています)を横切りましたが、雨の日の植物は緑も花も綺麗に見えますね。空気も雨に洗われて清々しくて気持ちが良かったです。
アールデコ公園には噴水があり、回りを薔薇が囲っているので写真を撮ってきました。
実は噴水自体は……あまり綺麗ではありません。バスクリン絶好調といった感じの色合いで申し訳ないです。。。
でも噴水の回りを囲む薔薇達が水のごちそうでしっとりしていました。
大きな水たまりにパリの空が写っていました、水たまりの上を歩くと波紋が広がり一瞬で空がかき消されます。
….郵便局から戻ってみると、メキシコで深海調査の仕事をされている方からメールを頂きご注文をうけていました。メキシコからメールを頂くとは思っていなかったので、こんなドラマティックなサプライズが嬉しいですね。
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東京滞在を終えてパリに戻ってきました。
滞在中は、皆様とお話するのがとても楽しく充実した時間を過ごす事ができました(^-^)
ありがとうございました。
滞在最終日の夕方に自由な時間が出来た為、パリでは買えない物や買いにくい物(日本製化粧品、料理用だし、大学ノート、Mac日本語キーボード付き等)を買いに新宿東口に出ましたが、街の変わり様に驚いて気分はすっかり浦島太郎でした。。。少し古い話題かもしれなくて申し訳ないですが、綴ります。
学生時代から新宿伊勢丹が大好きなので、今回も行ってきましたが、フロアがガラッと変わっていることに驚きました。
買い物をするのが楽しいと思えるような商品配置と取り扱う品物の種類の多さ、購買意欲を刺激するアミューズメントパークのような雰囲気で、売り場を定期的にリニューアルする伊勢丹が好きでしたが、今回は変わりすぎていて、私が知っている新宿伊勢丹はもうありませんでした(笑)、かなりのパワーアップを感じつつワクワクしながらから気になるフロアを回ります。
地下ではコスメが充実してフランスの薬局で売っているような化粧品関係も沢山見かけました、他にも商品のセレクトが気が利きすぎていて、もう少しいろいろ見たい!という気持ちがありましたが、時間が無く、後ろ髪を引かれながら、次の目的地ビックカメラへ。
私の愛用のMacのノートが年期が入りすぎていたので、(キーボードの文字がかすれて見えなかったり、数字の0のボタンが金額の打ちすぎで取れてしまったり(笑))買いにいったのですが、ビックカメラとユニクロが合体してビックロというお店が出来ている事を説明されました。(しかも昨年の9月に) ビックロ、、、こんなに面白い名前なのに全然知りませんでした、、、
ビックロでは親切な店員さんにいろいろ説明をされるも、私が現在使っているMacは古すぎてデータの移行が難しいかも、という事を聞いて、日本で新しいMacを買ってデータ移行に戸惑いながらパリ行きの飛行機の時間を迎えてしまうよりも、パリに戻って改めてMacを買った方が良いかもしれないと思い、何も買わずに出てきました。(ですが、移行は難しくはないということをパリに戻ってから知ります(笑))
その後はホテルに帰り、スカイプでパリのディーラーや、新しいサイトの製作担当者と話をしたり、知人に電話をかけたり、荷物の整理をしたり、書類を作成したりしながら、時差ぼけを防ぐためにほぼ眠らずにパリ行きの飛行機の時間を迎え成田空港へ。
飛行機はいつもJALを使っています、
私が生涯で飛行機に乗った距離は地球を15週、月まであと少しで1往復できるぐらいの距離らしいです、JALの飛行機の登場回数が多いとだいたいJALのグローバルメンバーになるのですが、このグローバルメンバーになっているとチェックインも待たずに行ってもらえます、いつも思いますが有り難いです。
飛行機の中ではお客様に頂いた戦国時代の面白い漫画を読みつつ、あっという間にパリが近くなります。
JALは経営破綻をしてから機内食などのサービスが向上し、毎回朝食で驚かされるのですが、今回の朝食は熊本のゆるキャラくまもんをモチーフにした熊本名物のタイピーエンが出て来ました。前回はたしかモスバーガーでした。完全に出来上がった朝食がトレイに乗って出てくるのではなく、自分で野菜を加えたり、ソースをかけたりするひと手間が必要なのですが、こういうのが楽しかったりするので好きです(^-^)
最終日〜パリまでの間、短い間でしたが日本気分を満喫しました(^-^)
また頑張ります!
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