マスターピース 細密画リング


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素晴らしい可能性を秘めた細密画のリングを買付ました!絵の作風から18世紀の誰がこの細密画を描いたのか?おそらくこの人だろう、、という目星はついているのですが、それを確かな物にする為に、18世紀のその画家の専門家にリングを見て頂く事になりました。結果がどうなるか、、、今からすごくドキドキしています。

ポンペイ遺跡の町


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ここは古代遺跡ポンペイの町です、パリからナポリ空港を経由して約4時間くらいで到着しました。
ナポリの空港からポンペイへは、タクシーに乗って向かいましたが、数分もしないうちに、大きな山が見えてきて、

「も、もしかして、あれがヴェスヴィオ山?!」と興奮していた時に、タクシーの運転手さんが、素敵な笑顔で「なんたら  かんたら  たらり〜の〜(あれがヴェスヴィオ山だよ!)」等と、いろいろ見所を説明してくれていたのだと思いますが、イタリア語で何を言っているのかさっぱり分からず、、、でも、位置的にヴェスヴィオ山らしいということを感じ取り、イタリアへやってきた感慨に浸っていると、ラジオから、マイケルジャクソンのBillie Jeanとコールドプレイのviva la vidaが流れてきました、両方とも好きな曲だったので、「ああ、今回の旅は良いものになる!」と確信しながらポンペイの町へ到着したのでした。

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ポンペイの町で宿泊したホテルは、ポンペイ遺跡へ歩いて3分という遺跡見学の為にあるようなホテル。
さっそくホテルの外へ出て町歩きをすると、遺跡周辺にはこんな感じでお店が沢山並んでいましたが、売っている品物が、キリスト関連のものが殆どで、さらに異国へ来たことをより強く感じました。

 

明日は、ポンペイ遺跡へ向かいます。

 

仙波亜希子 Akiko semba

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〜後期バロック ロココ〜


 

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後期バロック、ロココ、この様式はパステル調の色や非対称なデザイン、曲線や黄金を多用する点が特徴的です。政治的な面により重点が置かれたバロックとは異なり、ロココで用いられる芸術的テーマはもっとおどけて、軽やかで、時には機知に富むこともありました。

宝石を着用することは上流階級はもちろん、中流階級や富裕層にとっても、アイデンティティの表現の一つでした。宮廷で、ボタンやバックル、ストマッカー、髪飾り、目貫、時計、コサージュ、ピアス、ネックレス等、黄金にはめ込まれた輝く宝石をつけている様子こそが、「宮廷ファッション」の原型であり、拡大し続ける中流階級は地位や財産を誇るため、盲目的にこれらを追い求めたのでした。

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フランスの女性に宝石の大きなセットが好まれたのは、前世紀からの感覚でした。深い“décolleté” (ローネックもしくは肩紐のない衣服) の流行により、ネックレスは魅力的な胸元や首もとに注意を引きつける為、美への感覚を高める為に、装飾品の中でも重要な装身具だったのです。

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ギャラリーにて販売

これに加えて、ネックレスは中央を幾つものフローラルモチーフで飾られることがよくあり、中央に付けられた蝶結びのリボン型のペンダントや十字、真珠の形をした宝石でさらに鮮やかにされていました。

ペンデロークとジランドールのデザイン(シャンデリア状のデザインでナシ型のダイアモンド等が付けられたもの) もまた当時流行の雰囲気にあったジュエリーでした。

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伝統的な真珠の装身具類は、新たな宝石をセットすることでよりボリュームを増しました。エメラルドやサファイヤ、ルビーなど色のついた宝石もより頻繁に装身具類に用いられるようになり、ブラジルで産出するレモンイエローのクリソベリルやオレンジピンクのトパーズもまた晩に着用されるネックレスで流行しました。

また、良質な無色の鉛ガラスやホワイトトパーズ、水晶が模造ダイアモンドとして使われていました。箔打ちされ着色された鉛ガラスの付いた銀製の、美しく技巧を凝らして作られた装飾具のセットは貴族の間でさえも社会的に受け入れられるようになりました。

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当時のフランスの宮廷ファッションの中で実に面白いのは、非常に高く整えられた女性の髪型です。デザインのバリエーションも多くあり、大きな船や、小鳥がさえずる森、花が咲き噴水のある庭、馬車や、当時の最新の話題など、物語がそのまま髪型になったようでした。ルイ16世の妃、当時のファッションリーダーのマリー・アントワネットは髪を高く結いすぎて、髪がシャンデリアにぶつかりシャンデリアを壊したという面白い話も残っています、彼女により、ベルベットや羽、リボンやポンポン用の模造宝石の大きな髪飾りが一般化しました。

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ほとんど不気味とも思えるこのような贅沢は、不穏なフランス革命がすぐに訪れる影を落としています。ただ、個人的には、この時代の髪結師の仕事は、想像力を刺激してとても面白かっただろうと思います。

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☆この素晴らしい18世紀の美術館級のピアスはサイトにて販売済みです☆

当時、このような高いかつらの為とのバランスをとるため、イアリングはたいてい長さ2インチ (5cm) で、ほとんど肩に届くほど大きな物でした。デザインは主に、シンプルな宝石がひとつついたデザインか、洗練されたシャンデリア型で、大きな宝石が中央にあり、小さな宝石で囲まれていました。

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蝶結びは非常に人気のあるモチーフでした。蝶結びはピアスの宝石や、胸に注意を惹くため首につけるロケットの細密画を念頭に置いてデザインされました。動くと震える羽や花と一緒に二重蝶結びを髪飾りに使うことも好まれました。

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ギャラリーにて販売

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ストマッカーをブローチにした17世紀の作品 ギャラリーにて紹介しています。

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ストマッカーとは、位置でいうと、この宝石部分に縫い留めて使うジュエリーです。

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シャトレーンやストマッカーも人気となります、シャトレーンは宝石のついた金属製の飾りで、フック状の留め金と、鍵や装身具、鋏や個人的な小物類をぶら下げる鎖がついており、女性がウエストにつけるものであったが、実用目的というよりは館の女主人である事を示す為、美しさの為に着用されていました。これは多くの場合ウエディングプレゼントとして花婿から花嫁に贈られる装身具で、シャトレーンは家庭の経済事情に応じて、銀や真鍮、鋼鉄、革や織物で出来ていました。男性も装飾目的でシャトレーンを時計と共に着けていました。

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販売済みのモーニングリング

ロココ様式がフランスで流行していた間、都市部に住むイギリス人は田舎暮らしの素朴さを求めていました。古典主義のエッセンスはドイツやイタリアで学んだ教養ある紳士淑女によりイギリスに持ち込まれます。物質的な価値よりも、感情的な価値や美徳を表現するセンチメンタルジュエリーが好まれました、愛の言葉が刻まれていたり、髪の毛が忍ばせたジュエリーが着用されたのです。

 

仙波亜希子

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パリギャラリー ワーキングスペース改装中!No 3


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パリのギャラリーの地下が、、ようやく、、ようやく綺麗になりました(^-^)
全てが遅いパリにしては早かった方かもしれません?!
壁一面の膨大な資料もすっきり整理整頓、これで調べ物もずっ〜とスムーズになります。右端に少し写っているのが私のワーキングスペースです。ここを拠点にしてアンティークジュエリーの面白い情報をお届け致します(^-^)

Parisのアンティークディーラー 仙波亜希子 Akiko semba

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8月のパリ


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ヴェルサイユの空。
フランスの空は色が濃く、雲の流れもダイナミックな気がします。
8月のパリは静かなので、落ち着いて勉強したり本が読めたりと充実した時間を過ごせています。

今、手元に古代ギリシャのディオゲネスをモチーフにしたルネサンスの素晴らしい美術館級のカメオがあるので、準備が出来次第掲載したいと思います(^-^)

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