いつも通っている道に新しいお菓子のお店が出来ていました、ショーウィンドウの可愛らしさ、大胆さはパリならではですね。日本だとここまで大胆にはいかないような気がします。フランス系のブティックに勤めていた頃、フランススタッフが訪れた時に彼らが作るショーウィンドウの素敵な飾りつけにはとても感激したものでした。
新しいお店が出来ていたお菓子屋さんですが、アンティークショップのお店のあり方は姿を変えているようで、世界的に力のあるディーラーがいわゆるショーウィンドウのあるお店を持たずに隠れた場所に素晴らしいオフィスをどんと構えてひっそりと仕事をする事が増えてきたように思います。そういう場所に行くと一体どこからこんな素晴らしい品物が出てくるの?といった高価なサインドピースや桁が違う品物を沢山見せてもらえます。
隠れギャラリーに最後にお伺いしてから時間がたってしまったのでそろそろアポイントをとって訪れようと思っています。
Parisのアンティークディーラー Akiko semba
身を切るような寒い日のリュクサンブール公園の水辺です。
寒い日って風景がクリアで綺麗に見えるのは気のせいでしょうか?
落ち葉の黄色と水辺の暗い色の組み合わせが何とも言えない素敵な雰囲気でしたが、寒さに弱い私は水に落ちたら大変!とガタガタ震えながら自宅の暖かい部屋のことばかり考えていました。
寒い日の散歩も良いですが早くも春の散歩が恋しい毎日です。
フランスの春は桜が舞い散る日本の繊細な春とは少し違っていて、陰鬱な冬から一斉に抜け出るようなダイナミックな喜びに溢れ、今まで眠っていた者達が目を輝かせていそいそと目覚めるような季節です。
そんな春を待つのは冬の楽しみの一つ…。
Parisのアンティークディーラー Akiko semba
アンティークレッスンNo1 18世紀のローズカットダイヤモンドリングとリングの真贋について少し加筆したいと思います。
まずこの指輪、とっても素敵なローズカットダイヤモンドの指輪だと思いませんか??
このリングはローズカットもとっても綺麗だし、アンティークのリングに違いないという感じですよね?
でも、このリングは実はジョージアンスタイルのフェイクなんです!(このリングを販売しているウェブサイトでリプロダクションアンティークジュエリーとして説明されていますが、このようなジュエリーが本物として販売されている事も多くあります。)
もし、ただ質の良い綺麗なローズカットダイヤモンドのリングだけを探しているのならこのリングを選ばれる事に全く問題はないでしょう。
でも、アンティークジュエリーが好きな方々は、歴史、遠い過去を想像して夢を見る事や、職人の高度な手仕事、長い時を生き延びた希少性などに深い魅力を感じている筈ですし、私もその一人です。
このリングが見せてくれているように、ローズカットダイヤモンドはアンティークジュエリーの証にはなりません。
お金を使うのは簡単ですが、買ってしまったら取り返しがきかない事が多いです、フェイクアンティークジュエリーだと知っていて売っている場合、そして知らないで売られている場合もありますので、もっと慎重になって良く考えて貴重なアンティークジュエリーを購入して頂きたいと思っています。
Parisのアンティークディーラー Akiko semba
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