Cabinet of Curiosity ~珍品陳列棚~


蚤の市のよく行く店で素敵なデコレーションを見つけました、小さな棚に沢山の小物がずらっと陳列されてます。骸骨などちょっと怖いものもありますが、とてもセンスの良いデコレーションですね。(写真が今ひとつで申し訳ないです ! )

どれも奇妙で一つ一つ手に取りたくなります。

一番右はガラスで出来た17世紀のピルケースだそうです、お薬を一粒づつ入れるような感じの構造でした。コロンとしてて丸くて可愛かったです。

 

実はこのデコレーションの形式はCabinet of Curiosity~珍品陳列棚~と呼ばれるものです。

「Cabinet of Curiosities」Domenico Remps 17世紀

Museo dell’Opificio delle Pietre Dure蔵 Firenze(フィレンツェ)

 15世紀〜18世紀にかけてルネサンス、大航海時代にヨーロッパに流れ込んだ大量の品物を元に、西洋の個人コレクションの歴史が始まります。それがCabinet of Curiosity~珍品陳列棚~と呼ばれるものです。

このような珍しい品物を集めた陳列棚への情熱は王侯貴族から始まり、古美術品や、剥製、石、コインなど実に様々な品物が集められ、のちに薬剤師、医師、教授らへ広がってゆきます、同時に陳列棚は珍しい物を収集して鑑賞するという目的から序所に学術的な意味を持ち始め、品物ごとに分類、研究され始めます。

これが今日の美術館、博物館の始まりです。

購入されたアンティークを自分だけの美術館、Cabinet of Curiosityとして好きなように飾るのも素敵ですね(^-^)

 

 

Parisのアンティークディーラー 仙波亜希子 Akiko semba

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