森散策
- 2013年04月29日
- 日々の出来事
パリもすっかり春で散歩が楽しい季節になりました。
自宅から車で20分くらいのところにいつも散策する小さな森があるので、天気の良い日に本を持って行ってきました。
持ってきた本はお客様に頂いた俳句の本です、そしてこの本は著者の先生が私の名前を直筆で書いて下さったもの、、大変嬉しかったです。
日本にいた頃よりも美しい日本語にゆっくり触れる機会が減ってしまったので、森の中でページを開いて少しづつ読み進める事はとても贅沢な事でした。
学生以来、俳句を作った事は無いのですが、この本を読んでからは心の片隅に俳句の存在があり、何かの折につけては句を作ってみるのですが、作れば作るほど自分の気持ちからは離れていくようで上手くいきません。
そんな事を考えながら湖の前で本を読んでいると、いつもは鴨ばかりの湖を左から右へと見た事の無い動物が泳いでいくのが見えました。
この森には何度も来ているのですが、この動物は初めてみました。思わずついていくと、、、
小さな女の子からエサをもらっています。この女の子はビニール袋にパンを入れて持ってきていて、それはおそらく鴨用だったのだと思うのですが、この動物は珍しいという理由だけで鴨用のエサを一瞬で全部もらっていました !
後で調べたらジャコウネズミでした。
別の森を散策した知人が撮った写真からも春を感じてみたり、、、
小さな紫色の花が一面に咲いて神秘的です、、
このように春の句を読む材料はあるのですが、自然に句を作ることはなかなか難しく、作れば作る程何かが遠くなってしまうようで上手くいきません。。。自分でブログに掲載しても良いかなと思えるくらいの俳句が出来たらいいなと思います。。。
Parisのアンティークディーラー 仙波亜希子 Akiko semba