5月1日 祝日


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5月1日のメーデーの祝日はパリのピナコテーク・ド・パリへ。
ピナコテークとはギリシャ語で絵の収蔵館に由来する言葉。現在開催されている催しは アール・ヌーヴォー 装飾革命 と アールデコの女王 タマラ・ド・レンピッカ です。アールデコとアールヌーヴォーという大きな芸術の流れを一度に見比べられる展示の仕方が分かりやすくシンプルで、かつ楽しめる内容でした。

アールデコという時代を完璧に掴んだタマラ・ド・レンピッカの絵画やデッサンをじっくり観られる展示内容には、彼女が個人的にやりとりした手紙なども含まれているのが良かったですね。

彼女がさりげなく書いた小さなデッサンの細いシンプルな線からも素晴らしいセンスの持ち主だということが伺えて、ついつい彼女のデッサンが欲しくなってしまい、意外かもしれませんが、巨匠のデッサンは手が届く価格で入手できる場合があるので、帰宅後に思わずタマラのデッサンの市場価格を調べてみると、、(笑)

タマラ作品の着色された大作は残念ながら手が届かない価格だったのですが、小さなデッサンは手が届かない価格というわけでもなかったのでいつかチャンスがあったら入手してご紹介したいと思いました。。。

一方アールヌーヴォーはラリックを初めとした数々の作家作品や、小さな彫刻作品なども含めてバラエティーに豊かな展示内容でした。アールヌーヴォー作品には自然の描写とともに半裸の女性が度々官能的な表現で登場しますが、これは自然の美しさ、恐ろしさと、女性の美しさ、闇を同時に表現しているのだろと思われます。今回の展示でも女性の美しさのみを表現した作品ばかりではなく、女性の持つ秘めた闇をも表現した作品がところどころに見られました。

パリの美術館は写真が撮れる事が多いのですが、今回は写真撮影が禁止でブログに掲載出来ないのが残念なところです。。。

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その後、ノートルダム周辺を散歩していると、、、、

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小さなすずらんが沢山売られていました。

5月1日はフランスでは大切な人にすずらんを贈る習慣があり、この時期には街のあちこちですずらんの鉢植えやミニブーケが売られています。何故か年々このミニブーケの価格が上がってきているような気が、、、(汗)

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そして、ノートルダム近くのこの橋には、沢山の錠前がつけられています。
これはカップルが一緒に錠前をつけると、そのカップルは結ばれるというものです。。。
可愛いパリの都市伝説(?)です。

Parisのアンティークディーラー 仙波亜希子 Akiko semba

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