サイトでご紹介しているジュエリーに関する関連資料を本などで発見したら、すぐに写真を撮影してパソコンの中に保管しておくことが多いのですが、せっかく写真を保管してもサイトに写真を掲載する時間がない場合が多いので、あっという間にパソコンに写真が溜まっていってしまい、あれれ?この写真なんだっけ?と自分でもわからなくなる時があります(汗)
でも、少しずつ掲載していますので、同じ作品の説明でも次に見る時には変わっているかもしれません。気になる作品がありましたら、是非再度チェックしてみてくださいね。
例えば、今日は15世紀に作成された聖バルバラのゴールドリングの資料 ↑ を掲載しました。
古い作品の場合は類似作品の資料を探すのは、それ自体が宝探しのようでワクワクする時間でもあります。まだ見ぬ資料を見たりするのも大好きなので、ついつい古本屋さんで持ってない本がないかどうかもチェックしてしまいます。
仙波亜希子 Akiko semba
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冬の間以外は週に一度、出勤前にパリ郊外のムドンの森を散歩しているので、今日も森へ行ってきました。段々寒くなってきたので、年内最後のムドン散策になるかも、、と思いながら奥へと進むと、アフリカへ渡る途中で羽を休めるカモの集団に出会いました。
水辺に50羽くらいのカモがいる景色は美しく、これは写真を撮らねば!と、静か〜に近づいていきましたが、さすがに野生のカモは警戒心が強くて、カモまであと約25メートル!!というところで、バサバサバサバサ〜ッと湖の中へ逃げて行ってしまいました、、、、カモ達、驚かせてごめんなさい。
小さな点々が飛んで行ってしまったカモ達です。。。
アフリカまで飛んでいくのは大変だろうからと、せめて餌をあげようと持っていたパンをちぎって投げましたが、全く近寄ってきてはくれませんでした。。。
そのまま森を進むと、木々の間で見え隠れする小さな水辺を見下ろせるポイントがあるのですが、そこでも、同じ種類の2羽のカモがいました、雄と雌のペアで、静かな森の水辺で羽を休めている姿がとても神秘的で、どこかラリックのジュエリーのような雰囲気が、、、パリから近い森ですし、もしかしたらラリックもこの森に散策で来ていたかもしれないですね。
パリに住んでいると、アンティークジュエリーを作ったジュエラー達も見たであろう景色や、建物、美術品等、同じものが見られて、パリの同じ空気感を肌で感じることが出来るので、アンティークジュエリーをより深く理解できるような気がします。
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パリにある日本の骨董を扱うギャラリーで小面の能面を購入してしまいました。ここのギャラリーは数週間前に新装したばかりで、入った瞬間に真新しい畳の薫りを感じることができ、思いがけずパリで畳の薫りを感じられたことをなんとも贅沢に思いました。壁の色は優しい若草色でセンスよくシンプルに和骨董が並べられていて、とても落ち着く空間でした、パリで和骨董の店を見ると、遠く日本から運ばれてきた作品達はどんな思いでパリにきたのかな?なんてついつい想像してしまいます、特に、夜にギャラリーを覗き込んだ時に、暗く輝く鎧や兜類はその想像をより逞しくさせます。。。
能面は、同じ種類の面でも、目、鼻、口、頬、輪郭、、などの言葉では言い表せないような極めて細かな造形の違いが、個々の面の表情を全く違うものにするのをとても魅力的に思っているのですが、そのような繊細さを感じると、日本をとても誇らしく思います。
能は10代前半に初めてみましたが、当時、自分が何を感じたのか全く覚えていないのが悲しいところです(泣)
上の写真の能舞台は平泉の白山神社です。平泉は友人の故郷で、数年前の夏に電車に揺られて訪ねたことを思い出します。
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夏のバカンスでパリから電車で約1時間の町ルマンへやってきました。(イタリアブログの途中なのですが、イタリアの旅の写真が700枚もあるので!こちらを先に挟みます(^_^;))
ルマンには中世の美しい町並みやルネサンスの建物が残っていますし、さらに3世紀頃の古代ローマの外壁と塔までも残っている夢のように魅力的な町です。
ルマン駅から路面電車を横目に、町の中心地へ徒歩で進むと…
ルマンのシンボルとも言える美しく巨大なカテドラルが段々見えてきます。
この華麗な姿を初めて目にする私は、まるで何か愛しい物を目にした時のような、心がふわっと軽くなるような高揚感と、ルマンへの期待を感じていました。
ルマンには、このカテドラルを代表に、古い建築物が所々に残っています。。。
この外壁は古代ローマ3世紀のもの。塔もしっかり残っています。、驚いたことに古代ローマの塔の一つはなんと売り出し中で中に人が住めるようになっていました!フランスには古い建物内にアパルトマンがあるのは珍しいことではありませんが、古代ローマ3世紀の建物に住める機会はまずないですから、こんな会話も出来ると思います。
「古い家に引っ越したんだ〜」
「えっ?何世紀?18世紀とか?」
「もっと古いよ」
「うそっ!じゃあ、17世紀?」
「ううん」
「もしかしてルネサンス!?」
「実はもっと古いの」
「まさか中世じゃないよねっ?!」
「古代ローマ3世紀だよ」
「今度遊びに行くから!!!!」
。。。
夏のルマンの魅力は町なみだけではありません、本領発揮は夜になってからです。夜になると、ルマンの歴史や古代ローマ、中世の歴史にちなんだ美しい夢や幻が巨大プロジェクターによって建物を背景にした贅沢な映像として鮮やかによみがえるんです。
では夜になると、ルマンの建物達がどのように変身するのかを見てみましょう、どうぞ!
このカテドラルが、、、このようになります。。。
この古代ローマの外壁と塔は、、
このような大迫力の映像が次から次へと建物に映し出されては流れて消えていきます。。。。映像一つ一つを注意して見ていると、例えば、カテドラルの中の絵画や壁画の一部が使われていたりすることに気がつきます。。。le Nuit des Chimeres Le Mansで動画検索すると映像の動画を見られますので、興味のある方は見てみてくださいね。
それにしても立体的な建物の大きさにぴったりの映像を作り上げるのは難しそうです、技術にせよ、アイデア、デザインにせよ、どれも素晴らしいです。歴史ある町の歴史ある建物を舞台にした、想像力溢れる作品達に心底感動しましたし、ここまでの素晴らしいアイデアの規模の大きな作品はなかなか見られないような気がします。ルマン万歳。
見られる映像はこの二カ所だけではなくて他にもあり、例えば、小さな美術館の庭には美しい白い貴婦人の幽霊の映像や、カテドラルの入り口には楽器を奏でて歌う壁画の天使達の映像も見る事が出来ました。
素晴らしい夢を見た後は中世の石畳をカツーンカツーンと歩いて散歩。
少ない明かりの中、中世そのままの石畳を歩いていると、まさに中世へタイムスリップしたような気持ちになりました。
中世やルネサンス時代の建物は開いていてる部屋も多く、真っ暗は部屋の中には今は亡き魂が住んでいるような気がしました。
昼も夜も美しい町ですが、町が語り始めるのは特に夜のような気がします。
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遺跡を歩いていると、至る所に古代の生活の名残が感じられます。例えば、この場所、写真手前の石がグニャグニャした部分、ここは馬車が通った跡なんです。馬車がこの道を何回も通った為に石が少しずつ滑らかに削られ、水が流れる川のように石が姿をかえていたのです、なんと素晴しい!このような跡の一つ一つに感動しながら自由にあちこち歩けたことはホントに贅沢で、馬車の車輪で磨かれたツヤツヤの石そのものが愛おしく、一つ外して持って帰りたいくらいでしたが、我慢しました。そして、この道路は、ただ道路として機能を果たしていただけではありません。
道の真ん中には、4つの大きな石が、、、これは何?と思いながら、とりあえず石の上を渡っておきました。後で調べたところ、この石は橋の役割を果たしていたようです、何故橋が必要だったかというと、この道路が排水溝の役割も果たしていたからなんです。
近くに給水ポイント発見!ポンペイは殆どがガタガタの石畳で、足場が悪く、集中して歩くと本当に疲れて喉が渇くので、早速お水を入れておきました。
足場の悪いポンペイを苦労して歩いても、このような感じで、沢山の場所が立ち入り禁止です。昔見られた場所もどんどん見られなくなっています。でも、せっかく来たのだから、自分の目で確かめたい!ということで、あちこち歩きました、、、。
一番ショックだったが、、、といってはこの壁画に失礼ですが、ここは、商売に大成功を収めた開放奴隷の豪邸、ヴェッティウスの家です。この家はちょっと分かりにくい場所にあって、たどり着くまでに迷って、足も痛いし、大変でした。たどり着いてみたら、見られるのは入り口のこの壁画のみで、中には入れなかったんです、、、入りたかったな〜、、、そして壁画がプリアップ神だったので、更になんともいえない脱力を感じました。でも、壁画は素晴しかったです、もちろん。
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