夏の休暇 No3


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ノルマンディーの港町カブーへ向かう途中、

素敵な教会や可愛らしい家がぽつんぽつんと並ぶ小さな村に立ち寄りました。

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 この教会を過ぎたあたりから天気が良くなってきてラッキーでした、
あー帽子持ってきてよかった。。。

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市役所(MAIRIE)もこの可愛いらしさ。面倒な手続き関係も楽しくなる事間違いなし!

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昔から使われている静かな古道。ものすごく遠くまで進めてしまいそうです。

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草原の向こうに素敵な家を発見したので近寄ってみると、、

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素敵なお庭がついていました、柔らかい薔薇が塀の外へ出たがっています、、、。

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思わず触れてみると、花びらがしっとり柔らかくて、、、
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本当はお庭の中でしか見られないこの薔薇を傍で見られて少し得した気分です(^-^)

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家の入り口にも薔薇が育てられているのがとっても素敵、こんな玄関いいなあ。。。

DSC_2397こんなベンチで読書してみたい、、。
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 この家に住んでいる人がどんな方かはわからないですが、
きっと素敵な人生をすごされているのでしょう。

DSC_2406そしてもう一軒の可愛い家、茅葺き屋根も素晴らしいですが、
なにより驚いたのは、なんと屋根のてっぺんに一列に花が栽培されていた事!
これは見た目を考えての事なのか、それとも普通の事なのか?
これはしたくてもなかなかマネ出来ません!

IMG_3074小さな村を後にして、少し大きな町にも立ち寄りました。
この可愛い建物はアートギャラリーです、二回から顔を出してるオーナーの男性に話しかけられたのでギャラリーの中に入ってみると、、、
本人は眼光鋭くいかにも芸術家のような雰囲気の方なのですが、
残念ながら作品はどれもこれも今一つです(・_・、)次回に期待したいです。

この町には他にも素敵なお店があって、写真は撮り忘れてしまったのですが、そこのオーナーは白髪に青い目、青みがかった灰色のサマーセーターにゴールドジュエリーを身に着けていた素敵な方、お店は時が止まったような雰囲気で、綺麗な万華鏡や蒸気で遊ぶ昔のおもちゃ、綺麗な装丁の古い本、古いポートレートなどがあり、古い時代を思い起こさせるような素敵な小物を沢山扱っていました。
そして驚いたのは私が子供の頃に遊んでいたおもちゃと同じ物があったことです。
小さなサプライズの良い思い出です。

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さてさて、この町の端へ行ってみると広〜いトゥック谷が見晴らせました。
このトゥック谷はロードオブザリングのホビットが住んでいる谷のモデルになった場所だそう。とにっかく広いです。

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これだけ広ければホビットも勿論いるよね、、、と思うほど、
遙か彼方まで続くトゥック谷をひたすらにぼーっと見ていると、、

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小さくて可愛い鳥がすぐ傍まで来てくれて、
逃げないようにドキドキしながらシャッターを押したらベストショットが撮れました(^-^)

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絵はがきのような港町カブー到着。
小さな港には各国の旗がついた小さな船が停泊し、
傍には可愛いメリーゴーランドが子供を乗せて回っていて、
古い教会などもありました。どこを見ても絵ハガキの様で
それだけでテンションが上がります。

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街をあちこち散策し、アートギャラリーも一通り見ました。
アンティークジュエリーはありませんでしたが、
モダンの作品でなかなか素敵な置物などがありました。
天気もよくオンフラーは今回の旅で一番バカンスっぽさが出ていたと思います、
人も多かったし。

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この建物は今回宿泊したホテル、オンフラーの山の手にある好ロケーションです。
大きな黒い門を抜けて良い感じの蒼色の建物を見た瞬間、
来て良かったと思える程の素敵なホテルです、お庭に植えられている白い花と建物の相性も抜群です。
夜はお庭がライトアップされてボリュームのある白い花が夢のように綺麗でした。

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このホテルは印象派の画家のモネ、シスレー、クールベなどの
芸術家が好んで泊まっていたホテルで、
この土地を題材にした作品も多く残っています。
このあたりは以前は農村だったので敷地もとても広く海なども見えます、
そしてとっても静か。

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この建物はホテル敷地内にある農村当時のオリジナルの建物、茅葺き屋根です。
今はアートギャラリーとしてオンフラーの芸術家が作った作品群が厳選して飾られていました。メッセージが書き残せるノートが置いてあり、そこには「私の魂の芸術!オンフラー最高!」などのかなり情熱的なメッセージがとても美しい文字で綴られていて、
そのギャップが少し可笑しかったです、、。

このホテルは元農村だけあって雰囲気が穏やかで落ち着いていて、
ゆっくりのんびり過ごせました。
今回は短期滞在でしたが、スパなどもあり長期滞在にも向いていると思います。
スタッフの方もフレンドリーでチャーミング。
食事も美味しく、サービスもとても気持ちが良かったです。
いつでもまた来たいホテルです。

。。。。。。。。

今回の旅でたくさんの良い思い出が出来ました

これを機会に仕事以外でもあちこち出かけられたらと思っています。

(^-^)

Parisのアンティークディーラー 仙波亜希子 Akiko semba

お問い合わせ      info@antique-gallery-soleil.com
携帯電話    080-3364-3978
仏電話番号   0033(0)9 53 53 51 47
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夏の休暇 No2


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港町カブーは曇りで景色のトーンが灰色でした。
海は天候によって景色がガラッと変わるのがダイナミックで好きです。
もちろん晴天の海は美しいですが曇りの日の海も嵐の日の荒れる海も
好きだったりします。

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いつも人が作った小さくて繊細な物を多く見ているせいか、
山や海などの大きな自然が無性に見たくなるので、
海を見て目が優しくマッサージされているようですっきりしました。

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潮の香りの肌寒い風を感じながら、打ち上げられた貝を拾いながら砂浜をゆっくり歩きます。。。

IMG_3013食事のあとは夜の散歩へ。

カブーはバカンスを過ごす為の可愛らしいセカンドハウスが沢山あり、
バカンスシーズン以外はひっそりと静まりかえっているそうです。
今年は寒さのせいか人もあまり多くなく、人のいない可愛らしい町を静かに歩くのは
現在にいながら過去にいるような現実感のない不思議な感覚を覚えました。

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朝になり町を散策、このような可愛い家が沢山あります。

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ここは町の中にぽつんとあったミニゴルフ場です。
自由の女神が写っていますが、こんな感じで世界の有名な建築物があちこちにあるユーモアのあるミニゴルフ場でした。
面白いデザインとはうらはらに天気が良くなく誰もいませんでしたが、
漂う物悲しさも夏の思い出の欠片のようで何か良い雰囲気でした。

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素敵な家には素敵なお庭がついている事が多いです。
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港町カブーのアンティークショップ。探しているアンティークがあるかどうかというのは、店に入る前からなんとなく分かる事が多いです。探している物が無さそうな事が分かっていても、ついつい町のアンティークショップも覗いてしまいます。

この後は港町カブーを後にして、絵はがきのような街オンフラーを目指しました。

 

 

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夏の休暇 No1


私は普段は何かと仕事が気になってしまって休日を取ることができず、疲れを自分でためてしまう性格です(笑)

ですが、最近はお客様とフランスの見所についてのお話をする事も多くなってきましたし、

思い返せばフランスに来てから仕事以外で旅に出た事は一度だけなので、毎年夏には思い切って休暇を取る事に決めました(^-^)

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今年はフランスのノルマンディまで足を運び、歴史的な大きな城シャンドゥバタイユ城から、カブーの海と港町、小さな村々、絵はがきのような港町オンフラー等を訪れました。旅をしている数日間、そこだけ日常から切り離されたようで素晴らしい時間を過ごす事ができました。こんなに楽しいならもっと早く旅を楽しめば良かったと思います(笑)

初日は曇り空で天気があまり良くなく雨も振り、7月だというのに肌寒く、これで天気が良かったらいいのに、、と思いながら過ごしましたが、一番最初に訪れたシャンドゥバタイユ城のあまりの素晴らしさ、見所の多さは、天気の憂鬱を軽く吹き飛ばす程でした。

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 シャンドゥバタイユ城です。

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この空からの写真でお分かり頂けると思いますが、お城も庭園もとても大きくてヴェルサイユ宮殿の様でした。小雨がぱらつく天気だったので本格的に雨が降り出さないうちに先に庭園を見て回る事に。

写真は撮っていないのですが、エントランスの脇にチェス盤と駒に見立てて刈り込まれた面白い庭と植木があり、エントランスでこの面白さなのだからこの先どんな庭園が見られるのだろうと気持ちが一気に盛り上がりました。この庭園は見所が多かったので撮影した写真をざっと掲載します。

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広大な庭を散策すると素敵な古代風の神殿が配置されていました。

気になる神殿の内側を覗くと、、、

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こんな感じの沢山の種類の石の原石がびっしりと壁にはめ込まれていました、、、

隠れたところのデザインも素敵過ぎます。

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 神殿の両脇には石の柱が沢山配置され、棚が作られて植物が絡まっていました。

アイデアが本当に素敵です。

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古代神殿を思わせます。古い石の柱も大きさやサイズが揃っていて、この石の柱を探すだけでも大変そう。

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柱のオーナメント。

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スフィンクス型のアモン神を思わせる植木の刈り込みがずらーっと並んでいました。

チャーミングです。

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花びらの絨毯が綺麗な静かな小道。朱色に塗られた柱がポイント。

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天候のせいもあり、人は殆どいなくて静かに散策を楽しむ事ができました。

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その先へ進むと、、

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神秘的な小道、両脇には彫刻が配置されていて、、、
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この小道の右側には、、、
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角が伸び放題の羊達。
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いつまでもこちらを見ていた羊が可愛かったです。この庭には他にも動物がいて、それはなんと白と黒のラマでした、うーん、ラマって、、

ラマを選んでしまうあたりにやはりセンスとチャーミングさを感じます。
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古を感じさせる神殿のオーナメント。

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古代劇場風のお庭です。散策をしていると、突然このような美しい見せ場がバーンと姿を現します。

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こうして近寄ってみると木のカットが大胆すぎる事に気が付きます。

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一緒に旅をした友人が私の写真を撮ってくれていました。ありがとうございます。

あまりの素晴らしい庭についつい興奮気味に沢山写真を撮影していたので、自分が撮られた事に全く気が付きませんでした(笑)。。。

この後は時間と天候の関係で残念ながらお庭を全部見て回る事が出来ませんでしたが、次回の楽しみにしておきます。

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お庭から続いてお城の中へ、お城も内部もお庭に負けない位の、、、素晴らしさでした。残念ながら写真撮影は禁止(・_・、)

このお城の内部のデザインは、有名なインテリアデザイナーのジャックガルシアが行っており、城というこの上ない素材に膨大な費用がかけられ、

そこへ彼の素晴らしい才能が加わり、それはそれは見事なハーモニーを奏でていました。

もう人のいない城ですが、まるで誰かが住んでいるような暖かさを感じ、心地良い木の香り、手の届かないような絶対的な美、躍動感とユーモアのある百獣の廊下、古代美術への果てない夢、王への情景、部屋にいながら外にいるような大きな食卓、壁画に隠された静謐な神への祈り、使用人の物音、、

全てが絶妙なバランスで揃っていました。

歴史と美を理解し優れた完成で調和させ、人生の側面を多角的に切り取り城の各部屋に完璧にちりばめていて、

部屋から部屋へ移動した瞬間に全てが変わる城でした。

城の内部をしっかり2周して、心はもういっぱい。

その後は港町カブーへ向かいました。

夏の休暇 No2へ続きます。

 

 

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ギャラリー改装終了


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ギャラリーの地下の改装がほぼ終わりました 以前の雑多な雰囲気もとても好きでしたが、見違えるように綺麗になって驚いています。細かな物を買い足してあとは家具を注文するだけなのですが、なんと、家具を注文した場合に配達まで最低6週間かかるそうです、一体何に6週間もかかるの??フランス時間のゆっくりさをひしひしと感じます。この分だと本格的に使う事ができるのはバカンス明けになりそう…

新しいお店


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最近というわけでもありませんが、パリでもアンティークジュエリーショップがどんどん無くなってきています。
ギャラリーへ行く途中にいくつかお店があるのでいつも覗いていくのですが、先日も写真の通りにあったアンティークジュエリーショップが一つ無くなって新しいお店になっていました。数年前とは状況が変わってきているのは分かっていましたが、さらに移り変わりが早くなってきた気がします。

ギャラリーの改装工事はいよいよクライマックスを迎えてきていて、先日は壁に大きな鏡がはめ込まれました。壁に鏡をはめるとスペースが広く見えるからいいですね。家具を置くとまた違った印象になると思うので完成が楽しみです。

 

 

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