まるでテーマパーク ポンペイ遺跡7
- 2014年06月03日
- 日々の出来事
遺跡を歩いていると、至る所に古代の生活の名残が感じられます。例えば、この場所、写真手前の石がグニャグニャした部分、ここは馬車が通った跡なんです。馬車がこの道を何回も通った為に石が少しずつ滑らかに削られ、水が流れる川のように石が姿をかえていたのです、なんと素晴しい!このような跡の一つ一つに感動しながら自由にあちこち歩けたことはホントに贅沢で、馬車の車輪で磨かれたツヤツヤの石そのものが愛おしく、一つ外して持って帰りたいくらいでしたが、我慢しました。そして、この道路は、ただ道路として機能を果たしていただけではありません。
道の真ん中には、4つの大きな石が、、、これは何?と思いながら、とりあえず石の上を渡っておきました。後で調べたところ、この石は橋の役割を果たしていたようです、何故橋が必要だったかというと、この道路が排水溝の役割も果たしていたからなんです。
近くに給水ポイント発見!ポンペイは殆どがガタガタの石畳で、足場が悪く、集中して歩くと本当に疲れて喉が渇くので、早速お水を入れておきました。
足場の悪いポンペイを苦労して歩いても、このような感じで、沢山の場所が立ち入り禁止です。昔見られた場所もどんどん見られなくなっています。でも、せっかく来たのだから、自分の目で確かめたい!ということで、あちこち歩きました、、、。
一番ショックだったが、、、といってはこの壁画に失礼ですが、ここは、商売に大成功を収めた開放奴隷の豪邸、ヴェッティウスの家です。この家はちょっと分かりにくい場所にあって、たどり着くまでに迷って、足も痛いし、大変でした。たどり着いてみたら、見られるのは入り口のこの壁画のみで、中には入れなかったんです、、、入りたかったな〜、、、そして壁画がプリアップ神だったので、更になんともいえない脱力を感じました。でも、壁画は素晴しかったです、もちろん。
仙波亜希子 Akiko semba
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