サテュロスは半人半神の精霊として古代ギリシャ時代より数々の芸術作品に登場しています。特徴は頭には角や突起があり、下半身は山羊のものとして表現されている事が多く、性格は悪戯好き、陽気で恥ずかしがりや、怠惰で好色、そして音楽、女性、美少年、葡萄酒を愛していました。ワインと酩酊の神、ディオニソスの信者で、女性信者マイナスと共にバッカーナルと呼ばれる狂宴によく参加しています。サテュロスは作品や時代によって、美しかったり、醜かったり、若かったり、年老いていたり、、様々な描かれ方をしているのは不死ではなく人間と同じく寿命があるからです。少し哀愁漂うサテュロスです。。。
ギャラリーにてサテュロスをモチーフにした18世紀後期のカメオリングも扱っております。どうぞご覧下さい。
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先日、川瀬巴水の版画絵を頂きました。私の良く知らない画家だったので調べてみましたら大正末期から昭和20年頃にかけての「新版画」の時代に作品を残した方でした。胸をきゅっとつかまれるような懐かしさを感じる日本の原風景のとても詩的な絵を沢山書かれています。国内よりも海外の方が評価が高いそうで、アップルの故スティーブ・ジョブズ氏も川瀬巴水の新版画のコレクションをしていたことでも有名だったようですね。 続きを読む
古来より芸術家達にインスピレーションを与えてきたスフィンクス。ギリシャ神話では美しい女性の顔と乳房、獅子の体、鷲の翼を持ちテーベのピーオキン山頂で旅人を待ち構える怪物です。「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足。これは何か?」という彼女の問いに答えられない者は食い殺される運命に。絵画、彫刻、壷など多岐に渡って彼女をモチーフにした作品が残っています。ギャラリーでは古代ローマのスフィンクスのインタリオリングを扱っております。(★こちらのお品は売却済です、お買い上げありがとうございました★)
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