リンダーとアラーキー


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朝の散歩でパリ16区のパリ市立近代美術館(Musée d’art moderne)へ。

ここの美術館はそれほど大きくないですが、常設展は無料なのが素敵です。

企画展で何が開催されているか調べずにふらっと行きましたが、イギリスのアーティスト、リンダー・スターリングの作品が展示されていて、個人的にはとても面白い内容でした。

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「LINDER FEMME/OBJET」リンダー 女性/オブジェ

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格好いい女性が作品の写真を沢山撮っていました。

パリの美術館はこうやって自由に写真が撮れるのがいいんですよね。

というわけで私も写真をとってきました。

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彼女について、ちょっと調べてみたのですが、、

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リチャード・ニコル 2009 秋冬コレクション

彼女はファッションデザイナーのリチャード・ニコルのコレクションにもインスピレーションを与えたミューズのようですね。彼女の作品が洋服のプリントとして使われています。

こうして見ると、リンダーはお洒落で可愛い作風の現代アーティストのように見えるかもしれません、でも実は全くそうではなく、、、

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奇妙なイメージの作品、、

 

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どうなっているの??というような作品など、、

 

実はリンダー作品は、このブログには掲載したくてもできないような(笑)性的な写真に花やお菓子などの写真をコラージュした面白くて変で過激な作品が殆どでした。

作品が形成する世界の完成度が高く、個性が飛び抜けて強いアーティストの作品を見ると清々しい気持ちになれますね、今回のリンダーの展示はとても楽しめました。

 

彼女の作品を見ている時にふと、、、、

 

 

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思い出したのが、現代写真家のアラーキーこと荒木経惟さんです。この方も性的な写真を沢山撮影されていて説明がいらないくらい有名な方ですね。

荒木経惟さんと奥様の陽子さんの日々を題材にした映画「東京日和」は、私にとって思い出深い映画で、一度見たきりなのですが、いつかもう一度見たいなあ、、と思っています。

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どこか生死を感じる荒木作品と押さえつけられたようなパワーを感じるリンダー作品。

同じエロティシズムでも見せ方は全く違うけれど何か通ずるものを感じ、そして写真に込められたメッセージなどを考えて比べたりするのがとても面白かったです。

 

海外にいると、ふとしたきっかけで日本を思い出せると何かこう嬉しい気持ちになります。

今回は意外なところでしたが。

 

 

 

Parisのアンティークディーラー 仙波亜希子 Akiko semba

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